Jalpa

The last V8 model

モデルの略歴:Jalpa

1981年のジュネーブモーターショーで、ランボルギーニは、Silhouetteの技術とスタイルを進化させたJalpa 350(ジャルパ350)を発表しました。Jalpaのフォルムは、当時ゼネラルマネージャーであったエンジニアのジュリオ・アルフィエーリがデザインしたサンタアガタ・ボロニェーゼ産です。今でも十分に現代的なJalpaのデザインとフォルムは、Silhouetteから引き継いだコンセプトを最高の形で表現しています。エンジンは技術面で大きく進化しています。引き続きV8エンジンを採用し、配置はリアミッドシップです。気筒のストロークが延長され、排気量は3.5リッターに拡大されています。インテリアは全面的に見直され、ラグジュアリーさが増し洗練されたデザインになりました。Jalpaは420台が生産され、2つのシリーズが存在します。シリーズIは1981年から1984年まで、シリーズIIは1984年から1988年まで生産され、外観とインテリアに改良が加えられています。

Jalpaのデザイン

エンジニアのアルフィエーリは、どういうスポーツカーが市場で評価されるのかを熟知していました。2人乗りのオープンカーで、ランボルギーニの真髄である「走る楽しさ」を感じられる車です。デザインはSilhouetteの全体的なボリューム感を維持しつつ、フロントスポイラーとオーバーフェンダーを一体化させるための微調整が施されています。フェンダーも再設計され、残りのボディに美しく調和するように改良されています。タルガトップはシート後方に設置され、装着もシンプルで簡単です。ホイールは、1980年のプロトタイプ「Athon(アトン)」から引き継いだディッシュ型です。インテリアは、使用された素材を見ても車載機器を見ても、当時の最高級ラグジュアリーを体現したものになっています。

Jalpaの技術

Jalpaのエンジンは、エンジニアのパオロ・スタンツァーニが設計したヘロンヘッドのV8エンジンに再調整を加えて最適化したものです。アルミニウム合金製のエンジンは、最高出力の向上というより、低回転域でのトルクと操縦性を重視し、排気量が3.5リッターに拡大されました。燃料供給は、4基のウェーバー42 DCNFキャブレターで行われます。重量増加と、16インチと17インチのピレリP7タイヤの大型化に伴い、空力性能を改善して性能面のバランスを取れるようになっています。

Jalpaとライフスタイル

Jalpaは、1985年の映画『ロッキー4/炎の友情』の1シーンにまるで主役のように登場し、1980年代半ばのテレビシリーズ『特捜刑事マイアミ・バイス』の複数のエピソードにも登場しています。コート・ダジュール(南フランス)の曲がりくねった道で自在に走り回るJalpaは、まるでその地を走るために設計されたかのようです。現在でも、卓越した走行性能と楽しいドライビング体験がこのモデルの個性となっています。さらに、V8エンジンが轟かせる最高のサウンドが、すべてを完成させています。